フランスのパリ市内にある世界的にも有名なルーブル美術館。誰もがその名を一度は聞いた事があるだろう。そこには有名な絵画や彫刻、芸術品が飾られている。
たとえ美術や芸術に興味のない方でも、そこには学生時代に必ず歴史や美術の教科書で見たものがある。教科書や参考書、資料でしか見れないものが目の前に現れたときは感動ものだ!是非とも一生に一度は訪れたい場所である。
特に、デザイン関係やアーティスティックな職業の人は大きなインスピレーションを受けるはずだ。
ルーブル美術館へのアクセス方法は?
ルーブル美術館へは簡単に地下鉄で行けます。路線は①番か⑦番を利用すればミュゼ・デュ・ルーブル駅(Palais-Royal/Musée du Louvre)で下車すれば美術館の前に出られる。市内中心部にあるので行きやすい。
▶︎ルーヴル美術館へのアクセス | ルーヴル美術館 | パリ
入館に際してセキュリティーチェックがあります
入場前に持ち物チェック、ボディーチェックがあります。不審な物を所持していないかチェックを受けます。まぁー、フランスでは何処に行ってもボディーチェック、所持品チェックを受けるので、必要の無いものは持ち歩かない方がスムーズです。
入館料(観覧料)はいくら?
(↑ルーブル美術館のチケット)
チェックを通過して入場券を購入するのですが、これは15€(ユーロ)です。※クレジットカードでの支払い可。
18歳未満の方は無料で入れる。
閉館日は?
毎週火曜日は閉館日となっています。
美術館内は撮影OK!
ルーブル美術館の中は撮影が可能です。なんとも太っ腹!
世界を魅了する最高の美術品の数々!必ず観ておくべき物は!?
さて、ついに美術館の中に入ります。中には歴史的にも世界的にも価値の高い美術品が数多くあります。実際には行って見た方がいいでしょう。取り敢えず有名どころの作品を載せておきます。
バッカス|レオナルド・ダ・ヴィンチ
あれ?なんかに似てると思いません?そうです!「洗礼者ヨハネ」にクリソツです。かつては「洗礼者ヨハネ」と呼ばれていたそうです。
元々ダヴィンチが描いていたが無名の弟子たちよって完成されたと言われている作品。
→《バッカス》レオナルド・ダ・ヴィンチ|MUSEY[ミュージー]
洗礼者聖ヨハネ|レオナルド・ダ・ヴィンチ
これが「洗礼者聖ヨハネ」です。先ほどのバッカスと似てますよね。他にも彼の作品には指を天へ向けてるものがある。最後の晩餐でもそうだが、何かメッセージでもあるのだろうか?
まぁ〜そこら辺はご自身で調べて見てくださいw面白い記事があったので載せておきます。
→『洗礼者ヨハネ』 天を指す人差し指の意味① ( 絵画 ) - レオナルド・ダ・ヴィンチの小部屋 〜最後の晩餐へご招待
ジャンヌダルク|ドミニク・アングル
ドミニク・アングルが描いたランスでの「シャルル7世の戴冠式のジャンヌ・ダルク」だ。ドミニクの作品は線がハッキリしている印象を受ける。
グランド・オダリスク|ドミニク・アングル
こちらもドミニク・アングルの作品、グランド・オダリスク。ルーブルにある美術品の中で「二大美女」と呼ばれている中の一つ。二大美女のもう一つは何?とお思いでしょうw
それは、あの有名なアレ!ですよw
モナ・リザ|レオナルド・ダ・ヴィンチ
ルーブル美術館二大美女の一人、モナリザです。この作品はあまりにも有名。モナリザのコーナーには多くの人集り。近づけません(汗)
流石、知名度抜群!!
防弾ガラスでカバーされ、囲いもされて近づけないようになっています。2〜3m程離れた場所からしかお目にかかれません。
天才ダヴィンチが生涯かけて完成させる事が出来なかった作品…これを目の当たりにした私は感慨深いものを感じた。
ナポレオン1世の戴冠式|ジャック=ルイ・ダヴィッド
冠を持っているのがナポレオン一世で跪いて戴冠を受けるのが皇妃ジョセフィーヌ。
民衆を導く自由の女神|ウジェーヌ・ドラクロワ
ドラクロワの傑作「民衆を導く自由の女神」。1830年に起きたフランス7月革命をテーマに描かれた。この革命は1804年〜1814、15年まで続いたナポレオンを皇帝とする第一帝政が終わり、先の皇帝ルイ16世の後継者(ルイ18世)が王政を復活させる。が、これが民衆からすると面白くなかったんですね。貴族や裕福な人、位の高い人ばかりが優遇される体制で。
そこで民衆が立ち上がり革命を起こす。その時の市民革命を描いた絵です。
絵の左側にハットを被った紳士が描かれていますね、彼は中流階級の人。これは貧しい人ばかりではなく、中流階級の人も参加していたということを描いています。
ハンムラビ法典
皆んな学校で習った?「目には目を歯には歯を」ってセリフ聞いた事があるよね?知らないって人がいてビックリしたんだけどw
これは世界最古の法典とされていた。現在はシュメール法典が最古とも言われている。
法典とは、要は法律だ。この石碑に(下の黒い部分)に画像では見えにくいが古代の文字がびっしり書かれている。法律が書かれているのだ。「目には目を」はこの中の復讐法という中に書かれているらしいのだが読めないw
この言葉が言わんとすることは、目をやられたのなら目を、歯をやられたのなら相手の歯を、同等のもので復讐するという考えである。
例えば、手をやられたのに相手の命までも奪ってはならない。という事だ。
サモトラケのニケ(勝利の女神)
サモトラケ島で発見された彫刻。ギリシャ神話に登場する勝利の女神の彫刻だ。 皆んな知っている世界的なスポーツメーカーのNIKE(ナイキ)はこのニケ(NIKE)から来ている。ナイキで勝利を勝ち取る。なんとも縁起がいい。
ナイキのロゴマークもこの勝利の女神の翼をイメージしたものだ。
ミロのヴィーナス
ミロのヴィーナス。これも有名ですね。ヴィーナス像はギリシャ神話に登場する女神アプロディーテではないか?と考えられている。発見された時には台座もあったようだが紛失したって。
ちょっ!大理石の台座紛失するってどーゆー事!
両腕の再現もこれまで数多くの芸術家や科学者が試みているが、どの様な角度だったのか?何かを持っていたのか?資料が少ないので復元出来ていない。
復元しなくてもこれでいいと思います。未完のほうが想像出来て良いんじゃないですか?
美術品に想像を膨らませながら観覧
紹介したのは一部です。ルーブル美術館はあまりにも広い!ガッツリ見学しようと思ったら1日かかりますよw
作った当時のことなどを想像しながら作品を観ると色んな思いが出て来ます。自分の中に新たな価値観が芽生えると思います。あなたも是非、ルーブル美術館へ!
※ここにある画像は全て筆者が現地で撮影したものです。無断使用、転載を禁止しております。ご注意下さい。
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